小豆の高級品種である「丹波大納言小豆」を贅沢に使ったぜんざいがたっぷり楽しめる「丹波大納言小豆ぜんざいフェア」。
この11月からフェアが開始され、丹波市内の36の飲食店では丹波市民に長らく愛されてきた定番メニューから、このフェアのために開発されたという新メニューまで、さまざまなぜんざいが提供されています。
ぜんざいフェア参加店舗のぜんざいを、ご近所メンバーが食レポするぜんざい食レポブログ。
ぜんざいブログをお読みの皆様は、覚えていらっしゃるだろうか……、
ご近所が先日、悲しいお別れを体験したことを。
あの時はまだ気づかなかった。
さよならは別れの 言葉じゃなくて再び逢うまでの 遠い約束だということを。
そして別に、遠くもなかったということを。
いつも、チャリンコでご近所に立ち寄ってくれるそばんちの店主佐藤さん。その佐藤さんが
この日はそばんちにいますよ、という情報をキャッチして、ご近所スタッフはそばんちに。
お座敷で待っていると、「こちらへどうぞ」と店員さん。
奥の、蕎麦打ちのお部屋に足を踏み入れます。
この日は、「そば打ち女子」の日。佐藤さんがマンツーマンで女子にそば打ちを教える日です。
真剣なまなざしでそば打ちを教える佐藤さんと、……、
そう、この日のそば打ち女子の生徒さんは、あの、ご近所怒涛の秋を支えて下さった近藤さんだったのです!
この日は朝からお昼過ぎまで、みっちりお蕎麦と向き合ったという近藤さん。
さあ、一緒にランチのおそばを食べよう!そしてぜんざいをしばこう!
こちらのおぜんざいも人気で、ぜんざい目当てのお客さまもたくさんこられているのだとか。
なのですが~、例によってまずはランチを注文。
全員それぞれに違うお蕎麦を頼みましたが、
近藤さんはそばに触れたことでそばの奥深さをもっと知りたい!ということで、
十割そばを頼んでいました。
こちらのお蕎麦は、石臼引きのそば粉で手打ちされた、
香り高い、お蕎麦の味がしっかり感じられるお蕎麦で、
都会から来たお友達を連れて行っても喜ばれること間違いなしの人気店なんです。
このそばんちさん、このぜんざいフェアのためにぜんざいメニューを開発してくださいました。
「みんな、ぜんざい食べるでしょ?」と趣旨をわかって下さっているさすがの佐藤さん。
食後、ぜんざいが届くまでの間は、店内に置かれている蕎麦系雑誌を見て過ごします。
この二人のやり取りを見ているのが、何とも楽しい癒しの時間ですな。
さてさて、そんなことをしているうちに、そばんちさんのそばがきぜんざいが運ばれてきましたよっと!
この中に入っているのは、お餅でも白玉でもない、「そばがき」なんです。
このそばがきは、お餅と違って、添えられている木のスプーンでもかんたんに切ることができる、
でももちもちとした食感で、お子様からお年寄りまで美味しく味わっていただけるバリアフリー仕様。
そして、写真を見た瞬間皆さん気になっていると思いますが、そばがきに書かれた文字!!
丹波の「丹」そしてそれを上下逆にしたら、「甘」という字になるんです!
見た目から楽しんでほしいという、佐藤さんの粋なセンスが光ります!
大きさや文字など、試作を重ねたというそばがきの型。
その甲斐あってか、見た目にもインパクトのある話題性のあるおぜんざいとなったようです。
おぜんざいのスープは、あの幻の小豆「黒さや」と、
そばんちのスタッフさんが栽培された丹波大納言小豆。
それが深みを感じる甘さで炊かれているのですが……。
「やっぱり、砂糖の加減にはこだわってるんですか? 佐藤さんだけに」
何言うた??
と、とにかく、佐藤さんもなんども砂糖の加減を確かめながら、試作をされてきたそうですよ。
さてさて11月から食べ歩き続けてきましたぜんざいブログ。
このそばんちさんのおぜんざいで、年内は最後となりました。
ぜんざいフェアのお問い合わせ窓口も年内では今日26日まで。新年は、5日からお問い合わせ開始します!
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください!
Info
そばがきぜんざい 700円
そばんち
丹波市市島町梶原125
0795-86-7446
営業時間
10:45~16:00(昼営業)
16:00~21:00(夜営業は予約のみ)
休業日:無休