ヤッホー! 滝・登山ガイドのおタキちゃんです!
NHK「麒麟がくる」で盛り上がりを見せる丹波の山たち。 これを機会に登ってみようかな? と思われる方も多いのではないでしょうか。
第一弾 黒井城跡のある猪ノ口山に続き 第二弾は 金山城跡のある 金山をご紹介!
明智光秀が建てたと言われる金山城とは?
明智光秀が丹波攻めの際、赤井氏(黒井城)と波多野氏(八上城)の連携を断つ為に建てたと言われる金山城。
天正6年(1578)9月〜天正7年(1579)10月のわずか1年の突貫工事で建てた一夜城だったとか。
丹波国の平定が終わるとその役目を終え廃城になりましたが、今もその遺構を感じながら登山ができる、魅力的な山です。
金山の登山口は、丹波市柏原町側と丹波篠山市側の2カ所にありますが、今回は山頂までの距離が短く登りやすい、丹波篠山市追入の登山道をご案内します。
地図はコチラ
金山の標高は540m 登山口から山頂までの標高差は290m 片道 1.3km 歩行時間 約40分
登山口の目印は、追入の信号付近にはためく 金山城跡 と書かれたオレンジの旗
ここで山側に曲がると追入神社があり、
その横に登山口があります。
足元は、履き慣れた運動靴か登山靴がいいですよ♪
登山道はこんな感じ
常緑樹の多い自然林の中につけられた歩きやすい道。
「普段運動不足やから登れるか心配やわ〜」という方は、両手にストックを持って歩くのがオススメ!
約30%の運動負荷の軽減が期待でき、バランスも取りやすくなりますよ^ ^
分岐にはちゃんと看板があり安心
途中で大山方面の展望を楽しめる場所
だいぶ登ってきたことが分かって嬉しくなっちゃう♪ と、ここで( ✧Д✧) キラン!ポイント!
滝跡とな!! おタキちゃんは一目散に矢印の方向へ駆け下りました。
が、あるのは大岩と枯れた沢のみ・・・ 昔はあったのかなあ、滝( ;∀;)
気を取り直し歩を進めると、山の中腹に寺跡が!
このお寺の厳しい修行の一つとして、滝行もされていたとか。 あの滝跡はそうやったんか! 見たかったなあ、滝。 したかったなあ、滝行。
でも、こんな歴史を感じながら登れるのもまた楽しい♪ ここまで登ると山頂はもうすぐそこ!
この看板では真っ直ぐ進むと山頂 (瓶割峠方面へ行くと、春日町国領へ出られます)
最後の登りを頑張ると、 出たー!山頂到着!
あたりを見回すと、ぐるり360°の大展望!
多紀連山(西ヶ嶽・三嶽)をはじめ、
丹波市方面は向山・三尾山。
そして肝心の八上城跡と黒井城跡もバッチリ見張れます!
ここに城を建てた光秀、流石やなぁ。 平らで広い山頂なので、お弁当スポットとしてもgood!
そして、ここから少し下ると、そう! もう一つの見所 「鬼の架け橋」があります!
ここなんと、歌川広重の浮世絵「日本六十余州名所図会」にも登場する、名所中の名所なんですよー!
一説では、大江山の鬼が架けた橋であるという民話も語り継がれていますが、実際は15世紀中頃、地震により崩落した岩が偶然こんな橋っぽくなったという記録も。
でも、鬼が架けた方がなんかいいやん!私はそっちを信じる!
やっぱり見たら登りたくなるね〜!くれぐれも足元気をつけて。
山頂を満喫し、帰りも同じ道を下りますが、下りの方が足も疲れてるし滑りやすいので慎重に。
下山すると心地よい疲労感♪ 道もしっかり整備されているので、親子登山にもいい山だ~(^-^)
山の中で深呼吸すると気持ちいいよ~♪ 近場のいい山、行ってみてね(^-^)/
Info
登山口アクセス: 丹波篠山市追入
追入神社横に登山口あり